インバウンド、国内共にFITの予約シェアが増え続ける昨今では、レベニューを伸ばすためにはOTAのフル活用が重要です。
ただ、OTAの担当者に言われるがまま、闇雲に費用をかけてもレベニューは伸びませんし、利益も最大化できません。
今回は、OTAの設定において、見落としがちな3つの基本的なチェックポイントをお伝えします。
目次
在庫は販売可能な限り登録されているか?
基本的な事ではありますが、在庫の登録漏れにより、販売できるはずの在庫がOTAに登録されていない事があります。
特に国内・海外含め数多くのOTAを使っていると、各OTAやチャンネルマネージャーの設定を見落としてしまい、販売の機会損失となっているケースが多いです。
本来は1年先まで販売できる在庫を、6ヶ月先までしか登録していない等の、在庫を延長していないケースや、新規プランを作成した際に一部のOTAでのみ販売し、他のOTAでは販売設定を忘れていた等のケースが多いです。
戦略的に意図して販路を絞ることは問題ありませんが、機会損失が無いよう、売れる在庫は漏れなく登録・販売しましょう。
プロモーションや割引設定が古いままになっていないか?
OTAのプロモーションや各種割引設定を更新しておらず、販売価格がマーケットを大きく下回ってしまう or 上回ってしまうケースです。
しっかり価格をコントロールし、レベニューマネジメントをしているつもりであっても、意図しない価格で販売されていては、レベニューを最大化できません。
特に、Booking.com, Expedia, Agoda等の海外OTAは、割引設定が管理画面から分かりづらくなっているケースもあるので、担当者に定期的に確認しましょう。
写真は最大枚数登録されているか?最新か?
写真は、OTA利用者からすれば、ホテル・旅館の印象を大きく左右する大事な要素です。
カップルのゲストであれば、ダサい写真が使われている施設は予約の対象外となってしまいますし、ファミリーのゲストであれば、子供向けのアメニティの写真を豊富に揃えることで、予約を促すことができます。
写真は必ず、最新の綺麗な状態を保ちましょう。
また、OTAによっては写真の枚数が多ければ多いほど、ホテルの表示順位が上がりやすくなる事もあります。
写真の枚数が多い=ゲストにとって親切なホテルである、と判断されるのです。
最新の綺麗な写真を最大枚数登録する事でゲストからも、OTAからも支持されるページにする事ができます。
宿サポートでは、手間のかかるOTAの運用サポートも行っています。ご相談は以下のボタンからどうぞ。