ホテル・旅館からの転職を成功させる方法や、ホテルマンにおすすめの業界・転職先を解説します

ホテルマンのキャリア・転職エージェント

ホテルに長く勤めている人は、「今のホテルから転職した方が良いかな・・・」コロナも続くしホテル業界から別の業界に行こうかな・・・」と思ったことが一度はあるかもしれません。

特に、昨今のコロナ禍により業界全体の先行きが不透明になり、転職を考えた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ホテルからの転職を成功させる方法を、皆様にお伝えします。

目次

当サイトでホテルからの転職成功方法を解説する理由

まず、当サイトでホテルからの転職成功方法を解説する理由をお伝えします(興味の無い方は、この部分は読み飛ばしていただいてもかまいません)。

第一に、前述のとおりホテル業界は離職率が高く転職が頻繁に起こる業界であるため、転職の成功方法をお伝えすることが、業界で働く多くの方々の利益になるからです。

第二に、現在ネットに溢れるホテル業界人用の転職解説記事は、「プログラミングスクールに入ってホテルマンからエンジニアに!」といった広告を優先しすぎた現実味の無い記事や、「ホテルマンにおすすめの転職先7選!」といった薄い記事が多い、と感じるからです。

日々ホテルや、ホテル関連のサービスを提供する企業の方々と接するホテルビジネス編集部であれば、現役のホテルマンにとってより有益な転職コンテンツが生み出せるのでは、と考えてこの記事を執筆しました。

ホテルから転職する人は多い

ホテル含む宿泊業の離職率は高く、厚生省の「雇用動向調査結果の概況」(平成30年)によると、「宿泊業,飲食サービス業」の平成30年の離職率は26.9%と、全産業の中で最高です。

厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」
厚生省「雇用動向調査結果の概況」(平成30年)より

離職率が高いことは必ずしも悪いことではありませんが、人が頻繁に転職しているのは、ホテル業界における紛れもない事実です。

コロナ禍が起きる前の、近年で最もホテル業界の景気が良かった時期でも、1年間でおよそ4人に1人が退職しているのが、ホテル業界なのです。

あなたが「ホテル辞めたいな・・・」と思っていても、よくある話だと言えます。かと言って、衝動的に辞めても良い転職はできません。

転職すべきか、転職するならどの業界・会社に入れば良いかをしっかり検討しましょう。

そもそもホテルから転職すべきか検討する

転職することが必ず正しいわけではなく、転職活動を開始すべきケースと、転職は慎重になるべきケースが存在します。

すぐに転職活動を開始すべきケース

以下の様な場合は、すぐに転職を検討しましょう。
時間は限られた資源なので、1日も無駄にする必要はありません。

自身の希望がはっきりしていて、現職ではそれが叶えられない場合

具体的な年収アップ、以前からチャレンジしてみたかった異業種の仕事、日中の規則正しい生活リズム・・・等々、自身が手に入れたい希望や目標がはっきりしており、それを現在勤めているホテルでは手に入れられない場合、すぐに転職を検討しましょう。

「石の上にも三年」と昔から言われますが、希望がはっきりしている転職においては、そんなことありません。
石は三年座ってても石のままです。

三年仕事を続けていても、飛び級出世でもしない限り年収は劇的に上がらないでしょうし、やりたい仕事ができるとも限りません。

完全な内勤にならない限り、ホテルの仕事において夜勤・日勤の交代等による不規則な生活は続きます。
自分の希望を少しでも早く叶えたければ、すぐに転職活動をしましょう。

ブラック企業に勤めている場合

また、法令違反やコンプライアンスが守られないホテルや、パワハラやセクハラが横行しているホテル等、いわゆる「ブラック企業」にあたるホテルに勤めている場合も、転職を考えるべきです。

この様なホテルに無理をして勤めていても、心身を壊してしまいますし、ブラック企業に耐えてもビジネスパーソンとしての市場価値が上がるわけではありません。

また、この様なホテル・企業に長く勤めていると、心身の疲労により気付かないうちに精神状態がおかしくなり、転職や退職をするというまともな判断ができなくなってしまう事すらあります。

ホテルからの転職をいったん保留すべきケース

上記では、ホテルから転職すべきケースを紹介しましたが、逆に転職を保留すべきケースも存在します。

ホテルから転職して叶えたい希望が曖昧

年収を上げたい、あの仕事がやりたい、といった明確な希望が無いままに転職するのは避けましょう。

明確な希望が無いと、転職活動をして仮に人手不足の会社に滑り込めたとしても、自身の能力と大きなミスマッチを起こして苦労をしたり、ホテルマンと似た仕事について現状と何も変化が無い、という状況になりがちです。

転職する業界を考える前段階として、転職することで何を叶えたいのか、自分の目的と理想を整理しましょう。

超短期間しか働いていないケース

また、入社して半年しか経ってない等、極めて短い職歴で転職するのも避けるべきです。

入社後6ヶ月以内では、まだようやく仕事を一通り覚えたばかりでしょうし、今後のキャリアにおいても行く先々で「ジョブホッパー」の烙印を押されかねません。

現職のホテルがいわゆる「ブラック企業」である場合を除き、半年以上は現職で頑張った方が良いです。

20代のホテルマンのケース

あなたがまだ若い20代の場合は、転職活動により積極的になれます。
20代はホテル内外問わず、自分の能力を最大限磨けるよう、チャンスを積極的に追い求めるべきです。

理由は以下のとおりです。

ホテルから未経験の業種・職種にも転職チャンスがある

転職市場における人材の価値は、その人の ①経験やスキル ②ポテンシャル に分かれますが、日本企業において20代の若者は②のポテンシャルが評価されやすく、未経験の業種や職種であっても、伸びしろがある人材として採用される可能性があります。

一方、30代を過ぎるとポテンシャルは評価されづらく、経験やスキルが20代の頃よりも強く求められ、転職先でもホテルマンと似た仕事をする傾向にあります。

ポテンシャルよりも経験やスキルによる評価のウェイトが高くなると、必然的に未経験の業種や職種への転職は、難しくなるのです。

自分の理想を求めて未経験の業種や職種にチャレンジするのであれば、20代のなるべく早いうちにトライすべきです。

採用側のハードルが低い

20代の求職者の採用は、採用側の企業にとって30代以上の求職者を雇うよりもハードルが低いです。

年齢を重ねた求職者は、求める報酬も高くなりやすいうえ、採用する企業のカラーに馴染む難易度は若い人よりも高くなりがちです。

それに対して20代の求職者は、企業が支払う給料は比較的安く、環境変化への対応も柔軟な傾向があるため、企業としては採用しやすいのです。

Dodaでは、エージェントとのカウンセリングで希望条件を伝えると、非公開求人の紹介をはじめ、手厚いサポートをしてもらえるので、是非とも登録してみましょう。

30代以上のホテルマンのケース

あなたが30代以上の場合は、自身が求める収入、仕事内容、職場環境を明確にしたうえで優先度を付けて転職活動を行い、場合によっては今のホテルに留まることも視野にいれておきましょう。

ホテルから未経験の業種・職種への転職が難しい

前述のとおり、転職市場における人材の価値は、その人の①経験やスキル②ポテンシャルに分かれ、30代以上はポテンシャルがほぼ評価されません。
それ故に、経験やスキルが無い未経験の業種・職種は転職がとても難しくなります。

接客経験が評価される反響営業や、人の入れ替わりが激しいベンチャー企業の営業、ヒューマンスキルで勝負する個人向けの保険・不動産営業等が異業界の主な転職先候補となります。

ホテル関連業界に転職する

比較的転職しやすい業界としては、旅行業界やホテル向けシステムを提供しているベンダー等、ホテルに近い・関連している業界です。

ホテルの内情を知っていることが、これらの業界では価値になります。
営業職として採用されることが多いので、ホテルに在籍している時から営業経験を積んでおくと良いです。

転職大手のDODAエージェントサービスでは、30代のホテル関連業界の求人も豊富に扱っています。

ホテルにおける幅広い経験を活かし、コンサルタントとして独立する道もある

転職とは違う道になりますが、ホテルにおける幅広い経験を活かして、ホテルの業務・経営を改善するコンサルタントになることも選択肢の1つです。

コンサルタントといっても、必ずしもホテルの全てを把握しておく必要はなく、接客コンサル、ネット集客コンサル、飲食のコンサル等、専門分野に特化したコンサルになることもできます。

川嶋ブログ」で業界人の間で有名な「株式会社旅月」の川嶋氏は旅館勤務の経験を活かし、ネット集客のコンサルタントして独立されています。

コンサルタントであれば、成功すれば会社員時代より多くの収入が得られるうえ、大きな借入が必要なビジネスではないので、例え上手くいかなくてもホテル勤めに戻ることはできます。

30代以上のホテルマンは、独立も視野に入れておきましょう。

ホテルから転職することで解決できる悩み

目的や自分の理想を具体的にし、ホテルからの転職を成功させることで、以下の様なホテル勤務ならではの悩みを解決することができます。

不規則な生活

ホテルは24時間営業となるため、現場で働く社員は昼夜のシフトを交代しながら現場を回します。

当然ながら日勤も夜勤も存在するため、どうしても生活リズムが不規則になってしまいます。

ホテルやサービス業以外の多くの仕事は、日中の勤務が大半を占めるため、ホテル以外に転職することで、規則正しい生活を送ることができます。

低い収入

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」の「主な産業、性、年齢階級別賃金及び年齢階級間賃金格差」によると、「宿泊業、飲食サービス業」の賃金は27万5千円であり、他の産業に比べて最も低いです。

令和2年賃金構造基本統計調査
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」より作成

もちろん、収入の大小だけが仕事そのものの価値を決めるわけではありませんが、収入が大いにこした事はありません。

もともとの収入が低い業界なので、転職により収入アップを実現できる可能性は高いです。

体力の消耗

ホテルの現場は、基本的に立ち仕事が多く、荷物の上げ下ろしや清掃等、体を使う機会も頻繁にあります。

若い頃は体が追いつきますが、不規則な勤務時間と相まって、年齢を重ねるにつれ体力的に厳しくなってくることも多いです。

インサイドセールスや企画系の仕事等、デスクワークができる仕事へ転職することで、仕事で大量を消耗しきる事無く、長く働くことができる様になります。

転職におけるホテルマンの強み

ここからは、転職におけるホテル業経験者の強みを紹介します。
これらの強みを活かせる仕事が見つかると、転職の成功率が上がります。

ホテル業界についてよく知っている

当たり前の話ではありますが、ホテルマンはホテルの内情をよく理解しています。

どの役職の誰がどんな理由で意思決定をしているか、業界全体で困っていることや課題は何か・・・等々、ホテルマンだからこそ知りえるホテルの実態はたくさんあるでしょう。

これらの知識を持っていると、ホテル向けのシステムやサービスを提供している企業(例えばOTAやサイトコントローラーのベンダー等)にとっては、業界知識のある即戦力と見なされる可能性が上がります。

ホテル関連業界を目指して転職活動する際は、今までの経験を具体的に自己PRとして盛り込みましょう。

ホスピタリティ、傾聴力がある

ホテルマンは、ホスピタリティや傾聴力を備えている方が多いです。
接客やクレーム・トラブル対応を通して、自然とホテルマンに身に付くスキルにです。

これらの能力は接客業ではもちろん活かせますし、話をよく聞くことで相手が何を思っているのか、考えているのかを洞察する傾聴力は、営業等の職種でも必要なスキルです。

人に好かれる、嫌われない振る舞い方が自然と身に付いている

ホテルマンは仕事柄、様々な人と接するため、人に好かれる・嫌われない振る舞い方を身に付けている方が多いです。

いわゆる、「いい人」と思われやすい振る舞いができると、個人向けの営業(保険、証券、不動産)には役立ちます。

転職におけるホテルマンの弱み

強みがあれば、もちろんホテル業経験者にありがちな弱みもあります。
転職活動をする場合には、以下のポイントに気を付けておくのが良いです。

ホスピタリティが強すぎる

ホテルマンの中には、ホスピタリティや相手の気持ちを慮る想いが強いあまり、お客様の要望を過度に受け入れてしまう方もいます。

ホテルマンとしては素晴らしい資質だと思いますが、仕事の種類によっては、自社の利益を確保するために、取引の相手方と適度に折り合いを付けなければならないシーン(交渉事や営業等)も多々あります。

日々の業務の中においても、お客様の要望を叶えたいがあまり、自分やホテルのリソースを消耗しすぎていないか、気をつけておきましょう。

利益を出すマインドが弱い

支配人やレベニューマネジメント、営業に携わっていた方は別ですが、ホテルマンはビジネス上の利益を生み出すマインドが弱い方もいます。

転職活動においては、自分が日々ホテルの利益を生み出すためにどの様に行動していたか、自己PRできるエピソードを用意しておくと良いです。

ホテル経験を活かせる、ホテルマンにおすすめの業界や転職先

ここからは、ホテルからの転職でおすすめの業界や転職先を紹介します。
おすすめ基準としては、以下の2つの要素を備える業界としています。

1.「年収が上がりやすい」「規則正しい生活を送れる等、労働環境が改善されやすい」「デスクワークで体力を消耗しづらい」等のホテル業界とは異なるメリットがある

2.ホテルの経験を活かせる、もしくは未経験者を積極採用する業界で、現実的に転職できる可能性がある

それでは早速見ていきましょう。

OTAやホテルシステムのベンダー等、ホテル関連業界のIT営業職

OTAやホテルシステムのベンダ―等は、ホテルや旅行業界の求職者を採用しやすいです。

採用側からすれば、営業経験が無くとも業界知識はあるため、仕事のキャッチアップが早い人材と見なされるためです。

これら関連業界の中でも楽天トラベルを運営する楽天や、ホテルシステムを提供する外資系のオラクル等は、20代でも高年収が見込め、成果を残せば30歳前後で年収が700万円~に達する可能性もあります。

じゃらんを運営するリクルートであれば、20代の契約社員で年収400万円前後+3年の契約終了で退職金が貰える等、多くの20代のホテルマンより待遇が良いです。

転職においてはITサービス・通信業界は、ホテルからの転職先としてのイメージは持ちづらいかもしれませんが、ホテルに近いビジネスを運営している会社であれば、転職先候補に成りえます。志望動機も作りやすいでしょう。

転職口コミサイトの「Open work」等を利用すれば、企業の年収帯や社風等がかなり具体的に分かるので、気になる会社は調べたうえで営業職の募集が無いかチェックしましょう。

以下では、ホテルビジネス編集部が取材した、ホテル→ホテル関連業界の転職成功ストーリーを以下に紹介します。

尚、個人が特定されない様に、ストーリーは実際の事例を踏まえたうえで一部簡略化しています。

ホテルからIT転職成功事例:Sさんのケース ホテル → システムベンダー営業 → システムベンダー営業マネージャー

就職氷河期世代まっただ中で就職活動をしたSさんは、希望した就職が叶えられず、ややモラトリアム的にオーストラリアに留学しました。

現地で英語を勉強しつつホテルのフロント等で働いていたSさんは、その後日本のホテルに転職し、営業や現場のフロント業務に携わっていました。

日本にインバウンドの観光客が増え、日本のホテル業界が盛り上がりを見せ始めた2012年に、Sさんは英語力とホテルの経験をアピールし、ホテル向けのシステムを開発している外資系ベンダーに転職、自社のIT製品を販売する営業マンとなります。

着々と成績を残したSさんは、ホテル業界の活況に伴う市場の拡大もあり、営業マネージャーに昇格、年収は1,000万円前後となり、キャリアと高収入を両方手にすることができました。

Sさんの場合は、英語力という武器もありましたが、インバウンドの活況により外資系システム会社の採用の門戸が広がったタイミングを逃さず、ホテルからの転職チャンスを掴むことができました。

業界が拡大期・回復期にあるフェーズでは、関連業界で働く求職者の需要が高まり、企業の採用意欲が旺盛になります。

この様なチャンスを逃さないためには、転職を考えはじめたタイミングで転職エージェントに複数登録し、どの様な企業が採用を強化しているか、日々エージェント経由で情報を入手することが大切です。

不動産・保険の個人向け営業職

不動産・保険の個人向け営業職は、人材の流動性が高いため、未経験者でも採用に至る可能性が高いです。

また、これらの業界の商材は、営業にあたり専門知識が必要なことはもちろんですが、同等かそれ以上に、個性がある様々なお客様に対応できる、傾聴力や相手の気持ちを慮るヒューマンスキルが必要となります。
このヒューマンスキルは、ホテル勤務の経験が大いに活かせる分野です。

高年収が目指せる一方、激務な職場や収入に波がある職場も多い業界なので、こちらも「Open work」や転職エージェントから、会社の情報はしっかりと入手しましょう。

以下では、ホテルから不動産の紹介営業を行う「SUUMOカウンター」に転職し、更に人材紹介会社の営業に転職を成功させた事例を紹介します。

ホテルから法人営業転職成功事例:Mさんのケース ホテル → SUUMOカウンター営業 → 人材紹介会社営業

女性のMさんは、長らくホテルマンとして働いていましたが、不規則な生活や上がりづらい収入が仕事を続けるうえでのネックでした。
恋人との時間も取りづらく、将来の生活を考えると、もっと高い収入がほしいと願っていました。

そんなある日、Mさんはリクルートが運営する「SUUMOカウンター」が、接客経験のある人材を募集しているのを発見します。

SUUMOカウンターは、店舗を設け来店した一般ユーザーに注文住宅やマンションを紹介し、成約すれば不動産会社から紹介料を得る、というビジネスモデルであり、Mさんが転職した当時は不動産業界未経験者を多数採用していました。

規則正しい生活と、収入アップを目指していたMさんはすぐに応募し、接客経験をアピールしたことで採用され、持ち前のホスピタリティと明るい性格を武器に、次々と成約を生み出しました。

SUUMOカウンターで働きはじめて数年後、Mさんはネットニュースである人材紹介会社の紹介記事を読み、ビジネスモデルや社長の人柄に心を惹かれ、転職を決意します。

意中の会社に法人向け営業職として採用されたMさんは年収アップに成功、仕事もバリバリとこなしつつ、職場で知り合った男性と結婚・出産しました。

また、年収アップで余裕ができたお金と前職の知識を活かして、リモートワークができる広い注文住宅を夫婦で購入し、忙しくも充実した日々を送っています。

Mさんは、ホテルで培った接客経験を土台に、来店したお客様に商品を販売する反響営業のスキルを強化し、キャリアアップを遂げることでご自身の望む生活を手に入れました。

Mさんの様に、接客→反響営業→法人営業と仕事の幅を徐々に拡げていくことで、自身の望む生活や仕事のやり方を叶えることもできます。

ホテルから公務員に転職できるケースもある

事例として多くはありませんが、ホテルから公務員に転職するという手もあります。
ホテルと比較した公務員の良いところは、安定した給料・規則正しい仕事時間等があります。

公務員試験は、30歳以下、35歳以下等の年齢要件はありますが、民間企業と異なり過去の経歴・キャリア等はそこまで重要ではありません。

勉強が得意な方はチャレンジする価値はあります。

ホテルからの転職に備えて積んでおくべき経験、身に付けるべきスキル

今すぐ転職するつもりが無くても、現在のホテルで働いているうちに身に付けておくと転職に役立つスキル・経験があります。

これらのスキル・経験は、転職活動における自己PR、志望動機の作成にも役立ちますので、是非とも獲得しましょう。

英語

英語を身に付けておくと、外資系企業へ転職できる可能性が大幅に上がります。
また、OTAの「楽天トラベル」を運営している楽天グループも、社内公用語は英語です。
転職の可能性を拡げられる英語は身に付けましょう。

英語を身に付けるといっても、ネイティブの様に喋れる様になる必要はありません。
外資系企業で一般社員が使う英語は、主に社内文書を読んだり、チャットツールでのやり取りしたり等、テキストのコミュニケーションが大半です。

TOIECの勉強や、英語ニュースの読解により、テキストベースのコミュニケーションは鍛えることができるので、是非とも取り組みましょう。

営業経験

ホテルから異業種への転職は、どの業界においても営業の採用枠が多いです。
したがって、営業の経験を積んでおくと、より多くの業界に転職が可能になります。

ホテルでは、事業法人向けの営業や、各旅行代理店向けの営業等、営業経験を積める職種があります。

もしも自分がフロントや、レベニューの担当をしており、営業の経験が無い場合は、社内で職種転換を申し出るのも一つの手です。

営業は、収益を直接的にもたらす部署であるため、国内企業、外資系企業共に好待遇で採用する企業が多いです。

もしも将来的に異業種の転職を考えるのであれば、なるべく若いうちに一度は経験してみると、転職の可能性を拡げることができます。

ホテルからの転職活動で利用すべき情報源・転職エージェント

事例で紹介した様にホテルからの転職を成功させるためには、自分の目的にかなった求人や、転職先候補となるホテルに関する情報を、定期的に確認することが重要です。

また、転職活動において必ず考える必要がある志望動機や、自己PRの妥当性を客観的に判断してくれるエージェントは、転職活動の成功率を高めてくれます。

以下では、求人情報&ホテルに関する情報を確認するために便利なサイト、転職エージェントを紹介します。

転職情報サイト

  • OpenWork
    現職社員・退職者の口コミを確認できるサイト。社風や具体的な年収、社員から見た会社の強みなど、かなり生々しい情報が載っているので、転職を検討しているホテルの情報は必ずチェックしましょう。
  • 転職会議
    現職社員・退職者の口コミに加え、志望動機や自己PR等の面接で聞かれる内容も掲載されている転職サイト。気になるホテルは上記のOpenWorkと合わせてチェックすることで、自分に合ったホテルを見つけられます。
  • Lighthouse
    口コミが見れるだけではなく、独自の指標で会社を評価したり、女性の口コミを集約したりと、他のサイトとは違う切り口で企業を知ることができます。

転職エージェント

  • JAC Recruitment
    (ジェイエイシーリクルートメント)は、イギリス発祥で世界中にグループのネットワークを持つ転職エージェントです。
    ホテル業界の求人は、大手シティホテルのゼネラルマネージャー等、豊富な経験と経歴が求められる求人が多く、転職の難易度は高いですが、年収1000万のポジションを狙えます。
  • リクルートエージェント
    転職業界のパイオニア、リクルートが運営するサービス。面接対策、筆記対策等のアドバイスが受けられるため、はじめての転職で利用すると、大切なポイントが理解できます。
  • Doda
    大手転職エージェントの一角を占める。リクルートエージェントと併用し、より良いアドバイザーに出会えた方と継続的に付き合うのもありです。

履歴書・職務経歴書の作成に役立つツール

ホテルから別の企業への転職活動にあたり、志望動機や転職理由、自己PR等を記載しなければならない履歴書・職務経歴書の作成は重要ですが、面倒で時間がかかります。
以下に紹介するツールを用いて、これらの書類作成を効率化していきましょう。

  • レジュメビルダー
    Dodaが提供する、職務経歴書作成ツール。ガイドに沿って入力するだけで、職務経歴書が完成し、作った職務経歴書をWordやPDF形式でダウンロードできます。
  • yagish
    履歴書・職務経歴書をブラウザ上で作れるツール。テンプレートに沿って入力するだけで、様々な規格の書類を作成できます。
  • 自己PR例文集・自己PRの書き方
    マイナビによる、自己PR例文や書き方のノウハウを集めたコンテンツ。
    具体的な自己PRの事例が多数掲載されているので、頭を悩ませる自己PRの作成に役立ちます。

まとめ

ホテルからの転職は、確固とした目的と、自身の強みを活かした転職先の選択が成功のカギとなります。

以下が今回のまとめです。

  • ホテル業界は離職率が高く、ホテルから転職は当たり前
  • 20代はチャンスが多く、目的が明確であれば早く動くべき
  • ホテルマンとして培ったヒューマンスキルは転職の武器になる
  • 主な転職先は営業職で、キャリアアップも狙える
  • 英語スキルや営業経験を積んでおくと良い転職がしやすい

ホテル業界の皆様のキャリアが、より良いものになることを願っています。
ホテルのキャリアについては、以下の記事も併せてご覧ください。

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